« 紫織庵2 | トップページ | 棚田百選-袖志1- »

2009年9月15日 (火)

並河記念館2

京町家は仕事場の「店の間」、生活の場の「台所」と「通り庭」、

客を迎える「座敷」で構成されています。

今回は生活の場の「台所」と「通り庭」。

町家の表から裏へつづく土間の通り庭。

立ち止まれば、天窓からほのかな光を感じ、

通り庭を静かな風が流れます。

見上げれば、梁などの木組が美しく組まれています。

機能的にも、炊事場の煙や火の粉を逃がすための、

吹き抜け空間であり、火袋(ひぶくろ)ともいいます。

Namikawa3

京都の火の神様、愛宕さん。

愛宕さんは京都盆地の西北側にそびえる標高924mの山です。

比叡山と同じく信仰の山とされてきました。

その山頂にある愛宕神社「火廼要慎(ひのようじん)」のお札です。

一般的な家庭の台所でもよく見ることができます。

Namikawa4

|

« 紫織庵2 | トップページ | 棚田百選-袖志1- »

51京の町家」カテゴリの記事

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 並河記念館2:

« 紫織庵2 | トップページ | 棚田百選-袖志1- »