並河記念館2
京町家は仕事場の「店の間」、生活の場の「台所」と「通り庭」、
客を迎える「座敷」で構成されています。
今回は生活の場の「台所」と「通り庭」。
町家の表から裏へつづく土間の通り庭。
立ち止まれば、天窓からほのかな光を感じ、
通り庭を静かな風が流れます。
見上げれば、梁などの木組が美しく組まれています。
機能的にも、炊事場の煙や火の粉を逃がすための、
吹き抜け空間であり、火袋(ひぶくろ)ともいいます。
京都の火の神様、愛宕さん。
愛宕さんは京都盆地の西北側にそびえる標高924mの山です。
比叡山と同じく信仰の山とされてきました。
その山頂にある愛宕神社「火廼要慎(ひのようじん)」のお札です。
一般的な家庭の台所でもよく見ることができます。
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