伏見1-桃山文化-
伏見(ふしみ)
奈良の平城京、長岡京、平安京と都が移り、造営されていく中で、
伏見は、その土地の不便さもあり、戦火での荒廃地の状態が続きます。
何もないというのが幸いし、土木事業の得意であった豊臣秀吉は、
城を造り、その城下町さらには港まで作る手の入れようです。
豊臣の政権の安定を全国に伝える手法でもあったようですが、
伏見の町はそんな秀吉の思惑により生まれた町でもあります。
信長、秀吉の時代を安土桃山時代とよびますが、
その時代の文化を桃山文化といいます。
建築では、石垣と天守閣をもつ城郭
絵画では、狩野永徳や長谷川等伯といった絵師による屏風など
茶道では、千利休や織田有楽斎、古田織部など
また、出雲の阿国や浄瑠璃など、華麗で煌びやかな時代です。
秀吉の隠居に伏見城を築城したともいわれていますが、
その後、豪華絢爛な造営物は、西本願寺などに部分移築されていきます。
今ある城郭は、遊園地にできた鉄筋コンクリート造の模擬天守です。
近年、閉園した遊園地も、市民公園のシンボルとして
地元に親しまれている城郭公園ですね。
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伏見桃山城(ふしみももやまじょう)
(場所)京都市伏見区桃山町大蔵45
(アクセス)JR奈良線桃山駅から徒歩。
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