京のさくら３５ 疎水の桜 夷川水力発電所

京のさくら３５　疎水の桜　夷川水力発電所

蹴上のトンネルを越えてきた京都の水源、琵琶湖疏水。

岡崎界隈でも、南禅寺水路閣、無鄰菴、哲学の道、財閥邸宅の庭園、

京都市動物園、京都市美術館、国立近代美術館、平安神宮など。

疎水がつくる風景は数多く、夷川水力発電所も、そのひとつです。

京都市水道局の管理内にある、夷川水力発電所。

大正３年（1914年）に建設された赤レンガの建物内で発電。

今も現役の発電所も、春は、桜の名所にもなっています。

落差の小さい位置から効果的なS型チューブラ水車で300KWを出力。

考え方はいろいろあるようですが、一つの指標として、

一般家庭の使用電力を5kw（100V50A）とすると、約60軒に相当。

日常、何気に使っている電気消費も、

電気をつくることは、大変だということです。

産業発展とともに水力から火力、そして時の原子力へ。

東日本大震災を機に、太陽光などの自然エネルギーとともに、

風土に適したサスティナブルな地域形成が必要な気がします。

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夷川水力発電所（えびすがわすいりょくはつでんしょ）
（場所）京都市左京区聖護院蓮華蔵町
（アクセス）京阪電車「神宮丸太町」5分
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