三島由紀夫 円照寺 古都奈良
三島由紀夫 円照寺 古都奈良
大和三門跡寺院は、中宮寺、法華寺、そして帯解の円照寺へ、
唯一、拝観不可の寺院でもある円照寺、入れるのは参道まで。
「あしひきの山に行きけむ山人の心も知らず山人や誰」 舎人親王
参道脇には、万葉集の歌碑が佇む。
田畑が広がるのどかな風景から、しだいに、静寂した森の中へ、
この小道を進めば、舎人親王と伝わる古墳や正暦寺へと通じる大和路の霊場にて、
奥に山門も、一般に歩けるのはここまで、空間の力、黒い門が日本的なる結界を感じます。
この空間に、作家三島由紀夫も訪れて。
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円照寺(えんしょうじ)
(場所)奈良県奈良市山町1312
(交通)近鉄奈良駅から山村町行バス「円照寺前」
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※撮影2012年5月上旬
※作家三島由紀夫が訪れ、絶筆となった小説「豊饒の海」の月修寺のモデルになったといわれる寺院です。
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