アサラボ物語(界隈 3-2) 週刊八流 vol.06
~今週は特別編成です(特別編成最終回)~
2015.09.18 コトフォトライフ
<一流でも二流でもない、八流教授の研究室物語<週刊八流>より>
週刊八流 2015年9月3日号
アサラボ物語(界隈 3-2)
雑誌「at」(1995年9月)に「北九州市小熊野界隈コミュニティ」
と題するレポートを水野が執筆した。
出身地京都で調査した界隈にある隣保館と比較するものが欲しかった。
公共施設隣接の相乗効果も確認したかった。
昭和20年代に建てられた全国的にも有名な民営公民館、公民館活動家林克馬が活躍した
北九州市熊谷公民館に着目した。
公民館が法制化されたとき、林克馬はせっかく芽生え始めた住民の自主的活動を画一化し
後退させるものと制度化を非難した。
自治公民館の自主性を重んじていた。
早速当地に赴き発見したのはホタルの住む川を復活させ維持する公民館活動である。
この公民館のすぐ近くに小熊野コミュニティセンターができていた。
市の地域活性化政策の第1号で、
都市型コミュニティセンターとして最初に国庫補助を受けた。
この建物には公立公民館が設置されていた。
さらに近辺には戦争中の弾薬庫跡が解放され自然学習空間「森の家」が建てられていた。
この界隈に3つもの住民の拠点施設が存在することに水野は興味を持った。
3・4年生有志による政令都市公共スペース地図作成が終わった。
リーダー水野の慰労イベント作りでメンバーは作業を楽しんだ。
12月に学内での学術講演会があった。
A教授の指導で院生は必ず発表するというのが研究室の習わしだった。
水野修一は、
『地域空間における「公共性」に関する考察
―政令指定都市の地域コミュニティにおける公共スペース整備に関する基礎的研究―』
と題して発表した。
論文を書くことが面白くなった。
書いた文章が成果物として印刷公表されると達成感が湧き上がってきた。
後輩を指導する面白さも味わった。
そして修士論文を書いた。
題目は「地域コミュニティにおける公共スペース整備に関する研究(公園と地域施設の相乗効果)」
となった。
学生時代に仕上げた論文を冊子にまとめ残していった学生は水野が最初だった。
(* 界隈篇完。ここにある固有名詞は仮名で、もし類似していてもそれは偶然です。 野平洋次)
【文:八流教授 写真:コトフォトライフ】
八流のブログ
http://ameblo.jp/fujizakura-no8/
八流教授 様
このたびは 大変有難うございました。
今後とも 見守って頂ければ幸いです。
2015.09.18
コトフォトライフ
~いつも訪れて頂いている皆様へ~
いつもありがとうございます
私の学生時代の恩師のブログにて、温かいメッセージを授かりました。
今週は、そのブログを原文のまま、掲載させて頂きました。
当事者間のものであり、ご存知のない皆さまには失礼いたしました。
また、いつものように明日から戻ります。
物足りなくなる方もいらっしゃると思いますが、お手柔らかに...。
コトフォトライフ
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