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2015年9月

2015年9月30日 (水)

京都タワー 私の京都vol.12

京都タワー 私の京都vol.12

新幹線で京都に入ると

京都タワーが最初に目に飛び込む

シンボリックなタワーは

東寺の五重塔より高いものを作っていいのか

景観論争にもなった

今日に至るまで いつしか

京都になくてはならない建物になっている

日が暮れるころ

高台寺の駐車場から

夕暮れの京都市内を一望

冬の透き通った青空に

沈む夕暮れ

昭和39年12月の完成 京都タワー

高さ131メートルの展望塔

西山に日が沈むと

その瞬間から

刻々と空の色が変わる

薄暮のころに京都タワーが灯る

街の暗がりに浮かぶ 京都タワーも美しい。

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(2009年12月9日17:26撮影 西山連峰と京都タワー)

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2015年9月29日 (火)

京都御所 紫宸殿 私の京都vol.11

京都御所 紫宸殿 私の京都vol.11

京都御所は子供のころから

写生をしたり、くつろいだり

慣れ親しんだ公園という印象である

紫宸殿に入るのは

数年前に訪れたのが初めてだった

参拝申請をしなくても

春と秋の5日間は入ることできる

ぐるりと回るように

南の朱塗りの大きな門から中に入ると

檜皮葺の入母屋屋根がかかる紫宸殿がみえる

南庭に一面の白砂敷にどっしりと佇む伽藍

天皇が座られる席は南を向いており

向かって 右近の橘 左近の桜を従える

紫宸殿の文字 扁額(へんがく)も興味深い

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(2011年4月9日撮影 春の一般公開)

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2015年9月28日 (月)

辻子と路地 私の京都vol.10

辻子と路地 私の京都vol.10

京の町家は通りに面して建てられている

大きい通りから小さい通りまで

その空間そのものも 雰囲気さまざま

市内を散策すると 

偶然 その空間に出会うことがあります

路地は行き止まりの路地 コの字型ともいわれ

行き止まりの先には、小さな鳥居があるものや

路地の昔ながらのコミュニティが残るものもある

京都の道は

正方形区画の中で、新たに道ができ、筋となり

そして、その筋に家が立ち並び

裏に空間が生まれ

また小さい道ができ、路地となる。

コミュニティによって生まれた 路地(ろーじ)、

通行として生まれた辻子(ずし)

といわれる区分けもあり

なにげない生活の道に深い味わいを感じる

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(2014年8月16日撮影 祇園東の辻子)

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2015年9月27日 (日)

京都文化博物館 私の京都vol.09

京都文化博物館 私の京都vol.09

三条通りを歩けば、

いくつもの近代建築が残るメインストリート

そのシンボル的な赤レンガの外壁

1906年(明治39年)旧日本銀行京都支店

東京駅を手がけた辰野金吾による建物である

そして月日が流れて用途が変わる

1988年(昭和63年)

内部も銀行の窓口が復元されて

平安遷都1200年事業として改装

京都文化博物館

コンサートや展覧会としての利用も

市民の拠点的な公共スペースでもある

最近はドラマの撮影などにも使われて

京都文博(ぶんぱく)として浸透している建築物は

その時代の役割を担って行く。

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(2014.12.27撮影 京都文化博物館 別館)

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2015年9月26日 (土)

哲学の道 私の京都vol.08

哲学の道 私の京都vol.08

熊野若王子神社から

銀閣寺まで続く疎水沿いの小径

春は桜 初夏は新緑

秋は紅葉 冬は雪化粧

四季折々の風情を感じる

新緑の季節に訪れて

哲学者 西田幾太郎

「人は人 吾はわれ也 とにかくに

      吾行く道を 吾は行くなり」

日本の道 百選 にも選ばれている

小径を歩きながら

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(2014年8月16日撮影)

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2015年9月25日 (金)

祇王寺 私の京都vol.07

祇王寺 私の京都vol.07

祇園精舎の鐘の声 諸行無常の響きあり

沙羅双樹の花の色 盛者必衰の理をあらわす

おごれる人も久しからず ただ春の夜の夢のごとし

たけき者も遂には滅びぬ 偏に風の前の塵に同じ

                    (平家物語 冒頭より)

その平家物語には、

平清盛に仕えた白拍子(はくびょうし)の祇王(ぎおう)と

仏御前(ほとけごぜん)が出家したお寺として記されている

苔庭と紅葉の名所として知られる祇王寺、

ふりそそぐ紅葉、苔庭からすっと舞うように立ち上がる樹木、

自然がつくる神秘的な世界と、感じる生命力、

境内をやさしく包み込む嵯峨野の竹林も美しい

思いをめぐらせていると

奥深い空間が見えてきます。

訪れはこれまでに3回

新緑と紅葉

それぞれ味わいのある古刹です。

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(2014年11月23日撮影 晩秋の祇王寺)

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2015年9月24日 (木)

かくれ里 私の京都vol.06

2011年8月28日 (日)のブログで

下記の記事を掲載しました。

ブックレビュー 「かくれ里」白洲正子 file.4

旅で訪れ、感じたことがそのままエッセイに。
訪れた場所の取材、そして論理的な推測まで。
やわらかい文体で楽しく、そして深く、読み応えのある一冊です。
訪れたことのない場所も、読んでいると訪れてみたくなる、
これまで訪れたところも、少なからず、重なる場所やシーンが多く、
なるほど、と思うことも多々あります。
古寺巡礼や仏像、風土を、美という視点で考える、
日本文化を触れる道先案内として感じることができる一冊です。
もちろん、そのほか単行本化されている
私の古寺巡礼、西国巡礼、十一面観音巡礼
と、白洲正子の旅エッセイは、欠かせない。

「かくれ里」
著者:白洲正子
発行所:講談社文芸文庫
発売日:1991年4月10日

・・・

4年が経ちました。

その小さな単行本は

旅の片隅に

雨にもさらされ

そして付箋と赤線で

ぼろぼろに

それでも

大切な一冊

今日は鶴川の旧白洲邸(武相荘)へ

大きい柿の木の実り

甘い香りが漂っていた

2015.09.23

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2011年11月26日撮影 金蔵寺(かくれ里に執筆されている滝の前で)

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2015年9月23日 (水)

本願寺伝道院 私の京都vol.05

本願寺伝道院 私の京都vol.05

京都の街並みは

伝統のある町家が並んでいるだけでない

古いものと新しいものが混在する

それは今に始まったわけではなく

時代のなかで必然的に行われてきた

本願寺伝道院もそのひとつ

街の近代化は

古き伝統を重んじる京都でも

積極的に行われ

経済効果をもたらした事業なのである

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(2014年12月29日撮影)

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2015年9月22日 (火)

愛宕さん 私の京都vol.04

愛宕さん 私の京都vol.04

嵯峨野の田園地帯の遠くに どっしり構える愛宕山(924メートル)

台所に張ってある火迺要慎(ひのようじん)の火札としても知られる

その山は親しみやすく”愛宕さん”と呼ぶのも この土地の風土

山を見ること

山を描くこと

山を登ること

山を撮ること

山と語ること

幼き頃からの私の原風景

そして心の頂

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(2015年8月16日撮影)

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2015年9月21日 (月)

嵯峨野 広沢池 私の京都vol.03

嵯峨野 広沢池 私の京都vol.03

春は桜 夏は新緑 秋は紅葉 冬は雪景色

毎年 この場所は外せない

自然風景が語り掛けてくれる

春は竹の秋

水鏡もうつくしく

風景写真撮影の原点にて...。

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(2014年5月4日9時20分撮影)

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2015年9月20日 (日)

八坂の塔 私の京都vol.02

八坂の塔 私の京都vol.02

河原町通りから

清水坂、石塀小路を抜けて

観光客が少ないコース

ゆっくり街並みを楽しみながら

歩くのが私の歩く道

高台寺の参道を上ると

京都市内を一望

通称 八坂さん

八坂の塔がひときわ美しい

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2015年9月19日 (土)

先斗町通り 私の京都vol.01

先斗町通り 私の京都vol.01

京都の碁盤の目の道を

くまなく歩いた

特に先斗町通りは

研究のテーマでもあった

数十回、数百回 歩いてきた

今もなお

変わりゆく街の様子を

見守り続けています

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2002年8月17日撮影

買ったばかりのデジタルカメラで捉えた...。

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2015年9月18日 (金)

アサラボ物語(界隈 3-2)  週刊八流 vol.06

~今週は特別編成です(特別編成最終回)~

   2015.09.18 コトフォトライフ

<一流でも二流でもない、八流教授の研究室物語<週刊八流>より>

週刊八流 2015年9月3日号

アサラボ物語(界隈 3-2)

 雑誌「at」(1995年9月)に「北九州市小熊野界隈コミュニティ」

と題するレポートを水野が執筆した。

出身地京都で調査した界隈にある隣保館と比較するものが欲しかった。

公共施設隣接の相乗効果も確認したかった。

昭和20年代に建てられた全国的にも有名な民営公民館、公民館活動家林克馬が活躍した

北九州市熊谷公民館に着目した。

公民館が法制化されたとき、林克馬はせっかく芽生え始めた住民の自主的活動を画一化し

後退させるものと制度化を非難した。

自治公民館の自主性を重んじていた。

早速当地に赴き発見したのはホタルの住む川を復活させ維持する公民館活動である。

この公民館のすぐ近くに小熊野コミュニティセンターができていた。

市の地域活性化政策の第1号で、

都市型コミュニティセンターとして最初に国庫補助を受けた。

この建物には公立公民館が設置されていた。

さらに近辺には戦争中の弾薬庫跡が解放され自然学習空間「森の家」が建てられていた。

この界隈に3つもの住民の拠点施設が存在することに水野は興味を持った。

 3・4年生有志による政令都市公共スペース地図作成が終わった。

リーダー水野の慰労イベント作りでメンバーは作業を楽しんだ。

 12月に学内での学術講演会があった。

A教授の指導で院生は必ず発表するというのが研究室の習わしだった。

水野修一は、

『地域空間における「公共性」に関する考察

―政令指定都市の地域コミュニティにおける公共スペース整備に関する基礎的研究―』

と題して発表した。

 論文を書くことが面白くなった。

書いた文章が成果物として印刷公表されると達成感が湧き上がってきた。

後輩を指導する面白さも味わった。

そして修士論文を書いた。

題目は「地域コミュニティにおける公共スペース整備に関する研究(公園と地域施設の相乗効果)」

となった。

学生時代に仕上げた論文を冊子にまとめ残していった学生は水野が最初だった。

(* 界隈篇完。ここにある固有名詞は仮名で、もし類似していてもそれは偶然です。 野平洋次)

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【文:八流教授 写真:コトフォトライフ】

八流のブログ

http://ameblo.jp/fujizakura-no8/

八流教授 様

このたびは 大変有難うございました。

今後とも 見守って頂ければ幸いです。

        2015.09.18

                コトフォトライフ

~いつも訪れて頂いている皆様へ~

いつもありがとうございます

私の学生時代の恩師のブログにて、温かいメッセージを授かりました。

今週は、そのブログを原文のまま、掲載させて頂きました。

当事者間のものであり、ご存知のない皆さまには失礼いたしました。

また、いつものように明日から戻ります。

物足りなくなる方もいらっしゃると思いますが、お手柔らかに...。

                               コトフォトライフ

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2015年9月17日 (木)

アサラボ物語(界隈 3-1)  週刊八流 vol.05

~今週は特別編成です~

   2015.09.17 コトフォトライフ

<一流でも二流でもない、八流教授の研究室物語<週刊八流>より>

週刊八流 2015年9月3日号

アサラボ物語(界隈 3-1)

 A研究室の卒論では自分の出身地を対象としたものが多くある。

客観性に欠ける、グローバルな視点からその意義を明らかにしなければならない、

という批判を発表会でよく受けた。

しかし自分の出身地を対象にするとモチベーションが上がるのは確か、

また土地勘があることが有利、

卒論でグローバルな先端課題に取り組むには時間と能力が不足していると反論したものだ。

 「政令指定都市の地域コミュニティにおける公共スペース整備に関する研究 :

神戸市における公園と地域施設の相乗効果 その3 」。

これは水野修一が大学院2年の9月、県立滋賀大学で行われた

建築学会年次大会学術講演会で口頭発表した論文題目である。

学会の口頭発表は各大学若手研究者の講演デビューの場であった。

 水野は用意周到、巧みなプレゼンテーションをした。

当時の発表はパソコンなど持ち込めない時代、

オーバーヘッドプロジェクター(OHP)を使うのが先端的発表だった。

論文講評などでも「OHPを使い明快に解説した」などという評価記述が定式化していた。

しかしこれしきのプレゼンテーションで満足しないのが水野だった。

A研究室の定例発表会で鍛えたOHPの裏技、

関西人の誇りを示すユーモアをとりそろえ、

いやみなく淡々と終えた。

 A研究室には講演デビューに当たって、

先輩たちから申し送られていた行事があった。

発表1時間前に会場の建物の周りをぐるぐる回りながら

発表原稿を繰り返し繰り返し唱える、という儀式だ。

水野もその教えを守った。

(* 登場する氏名は仮名です。 続く 野平洋次)

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【文:八流教授 写真:コトフォトライフ】

八流のブログ

http://ameblo.jp/fujizakura-no8/

~いつも訪れて頂いている皆様へ~

いつもありがとうございます

私の学生時代の恩師のブログにて、温かいメッセージを授かりました。

今週は、そのブログを原文のまま、掲載させて頂きます。

当事者間のものであり、お見苦しいところもあると思いますが

ご了解頂きたく、お願い申し上げます。  2015.09.13 コトフォトライフ

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2015年9月16日 (水)

アサラボ物語(界隈 2-2)  週刊八流 vol.04

~今週は特別編成です~

   2015.09.16 コトフォトライフ

<一流でも二流でもない、八流教授の研究室物語<週刊八流>より>

週刊八流 2015年8月26日号

アサラボ物語(界隈 2-2)

神戸市で住民の最も身近な公共建築は地域福祉センターだった。

1次避難場所として活用された。

住人に聞くとその有様は各地各様で日頃の地域活動を反映するものだった。

ここからあぶれた人たちは近くの図書館や公共施設の階段下に集まったという。

図書館の本が敷物代わりとなった。

 水野たちの調査報告は

「阪神大震災における避難所調査--神戸市地域福祉センターを中心として」として

学部紀要に掲載、神戸大学附属図書館震災文庫にも収蔵されることとなった。

 仮設住宅の白眉は紙管でつくられたものだった。

考案者ばんしげる氏の被災地での活躍、紙の建築の試行はそのころから始まった。

たかとり教会堂仮設集会所は建築的にも優れたもので、被災地のシンボルとなっていた。

 仮設住宅といっても1次避難のための応急的な寝ぐら同然のものだった。

 水野修一は、研究テーマである「界隈性」が避難住宅でどう形成されるのか興味を持った。

避難場所には仮設の集会所があった。

そこは共有の居間であり作業場となっていた。

東南アジアからの人たちの避難場所があった。

立ち並ぶ小屋は開放的でお国ぶりを発揮していた。

 界隈の公共スペースという課題が水野修一の中で膨らんでいった。

公共空間、公共スペースという概念で地域施設を見直そうというA教授の提案に共鳴した。

公共施設、地域集会施設という枠組みをもっと空間的に捉えたいと思った。

「公共財—公共事業—公共施設—公共空間(スペース)—公共建築」という

ヒエラルキーを明らかにする公共性の研究が水野の大学院1年での成果物となった。

 全政令指定都市のゼンリン住宅地図が研究室に揃えられた。

公共スペースを地図の上で把握する作業が研究室で始まった。

水野院生の指揮のもとで、地図をひろげ、

見つけた公共スペースに色塗りをするグループができた。

(* 登場する氏名は仮名です。 続く 野平洋次)

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【文:八流教授 写真:コトフォトライフ】

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2015年9月15日 (火)

アサラボ物語(界隈 2-1)  週刊八流 vol.03

~今週は特別編成です~

   2015.09.15 コトフォトライフ 

<一流でも二流でもない、八流教授の研究室物語<週刊八流>より>

週刊八流 2015年8月26日号

アサラボ物語(界隈 2-1)

 1995年1月の阪神淡路大震災、4年生水野修一は出身地京都に即座に帰省した。

知人の安否を気遣って被災地を訪れた。

現地では神戸弁・大阪弁・京都弁が入り乱れ、

お互いそれぞれの地元言葉を確認しながら情報収集をした。

 慌しい中、大学では卒業式が執り行われ、全員で被災者に黙祷をした。

水野は大学院生となった。しかし気持ちは被災地にあった。

時間を作っては帰省し被災地に足を運んだ。

同級生に大阪出身の加納がいた。

加納は半壊した実家の片付けに没頭していた。

研究室の話題は震災から逃れることはなかった。

 大学からは構造学や地震学を専攻する研究室が被災地調査に大挙出かけた。

A教授のところにも、建築学会ではじめて建築計画学分野から

地震災害調査チームをつくるというので声がかかっていた。

調査チームは大阪の大学関係者が主体となり、

A教授も調査計画検討会や中間報告会に顔を出す程度だった。

建築計画分野としては1次避難所の作られ方と生活実態が調査主題だった。

 建築学会での世間話では、誰が復興計画を主導するのだろう。

安藤忠雄だろうか。廃墟にどんな斬新な21世紀の都市が計画されるのだろう。

設計競技があるのだろうか、などとひそひそ話が横行していた。

 ところが素早く再建を成し遂げたマンション管理組合が続出した。

廃墟と化した街のそこかしこにビルが建ち始めた。

復興特別措置をいち早く活用した者勝ち状態となった。

更地に絵を描くような新機軸の街はなかった。

 A教授は着任して間もないH助手とともに、

水野修一の案内で神戸市長田地区と神戸市内の地域福祉センターの調査に

行くことにした。

商店街の無残な姿、人影も見えない公園に

住民管理委員会の利用規則を書いた立て札がポツンとあった。

(* 登場する氏名は仮名です。 続く 野平洋次)

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【文:八流教授 写真:コトフォトライフ】

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2015年9月14日 (月)

アサラボ物語(界隈 1-2)  週刊八流 vol.02

~今週は特別編成です~

   2015.09.14 コトフォトライフ

<一流でも二流でもない、八流教授の研究室物語<週刊八流>より>

週刊八流 2015年8月20日号-2

アサラボ物語(界隈 1-2)

建築家が主役の小説「犬博物館の外で」が出たとA教授が話すと、

学生達は競ってその本を求め読み始めた。

 1991年、建築家磯崎新の大規模な回顧展が開かれた。

見るべきものとしてA教授は学生達に紹介した。

いつも率先して情報に飛びつき実行する学生Fがバルコニーで報告した。

 「見に行ったんですけど、少しも面白くありませんでした。両親も文句言ってました。」

 「なに、ご両親といったの!」

 「そう、東京見物のついでに」

 難解な建築理論をかざす磯崎新と、建築に全く縁のない学生父母のミスマッチはみんなの笑いを誘った。

そんな笑いの一隅で水野修一も吹き出すのをこらえていた。

水野もその展覧会を見ていたため、 Fのご両親の戸惑っている様子が想像できたのだ。

 水野は冷静に相手を観察し着実に行動する学生だった。

バルコニーで話題になった本もイベントもすべてクリアーした。

内に秘めたやる気は自分より偏差値の高い大学に入学した弟に対する競争心だった。

このまま終わるわけにはいかないと。

 3年生のゼミナールで水野修一はA教授を選択した。

最初の自己紹介でそれまで京都出身といっていたのを、

正確に京都府向日市といった。

みんなはどこそれという顔をした。

京都市に隣接する町とはだれも知らなかった。

 「向日市?」 

と聞き返したのはA教授だった。

ちょうど京都の大工職人を調べていたA教授にとって大工町向日は重要なキーワードだった。

京都伝統建築技術を支える安井杢工務店がある町だ。

この工務店は桂離宮の修復工事を終えたばかりで、

さまざまな場面で情報発信をしていた。

水野との会話が弾んだ。

 ゼミナールのテーマは「風土と建築」だった。

4年生になり水野はA研究室で街並みを課題にした。

京都の町家を基本に、古い集落の街並みの魅力を解き明かそうとした。

デザインコードの抽出だけではなく、生活空間として街並みをとらえたかった。

卒業論文は「街並みの界隈性を形成する要素」となった。

大学院進学を決めていたため、心置きなく卒業研究に打ち込んだ。

 水野達が卒業の年、1995年1月17日、阪神淡路大震災が起きた。

(* 登場する氏名は仮名です。 続く 野平洋次)

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【文:八流教授 写真:コトフォトライフ】

八流のブログ

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~いつも訪れて頂いている皆様へ~

いつもありがとうございます

私の学生時代の恩師のブログにて、温かいメッセージを授かりました。

今週は、そのブログを原文のまま、掲載させて頂きます。

当事者間のものであり、お見苦しいところもあると思いますが

ご了解頂きたく、お願い申し上げます。  2015.09.13 コトフォトライフ

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2015年9月13日 (日)

アサラボ物語(界隈 1-1)  週刊八流 vol.01

~いつも訪れて頂いている皆様へ~

いつもありがとうございます

私の学生時代の恩師のブログにて、温かいメッセージを授かりました。

今週は、そのブログを原文のまま、掲載させて頂きます。

当事者間のものであり、お見苦しいところもあると思いますが

ご了解頂きたく、お願い申し上げます。  2015.09.13 コトフォトライフ

<一流でも二流でもない、八流教授の研究室物語<週刊八流>より>

週刊八流 2015年8月20日号

アサラボ物語(界隈 1-1)

 水野修一は1・2年生の時、A教授担当のグループだった。

このグループの製図室は教室不足のためキャンパスで離れ小島のような場所をあてがわれていた。

グループには人一倍精力的に学生時代を過ごそうという、訳ありのツワモノ達がそろっていた。

それをいいことにA教授は独自路線のカリキュラム運営をやっていた。

演習課題をそこそこに学生たちと話し込む。

課題と関係のない教材を持ち込む。

それに食い付いてきた学生達と楽しく授業を進めていた。

彼らのやる気の根本には不本意入学があった。

 ある日製図室のバルコニーで休憩中の学生FがA教授に質問した。

 「先生、乾燥ナメクジって知ってますか」

 「ああ持ってるよ」

 「え、持ってるんですか。貸してもらえますか。」

というわけで、

建築家・早稲田大教授吉坂隆正著作の生い立ちの記「かんそうなめくじ」が

しばらくバルコニーの話題となった。

 まだパソコンの普及していない時代、課題の資料集めでインターネットがいかに便利か、

その体験談で話が盛り上がった。

(* 登場する氏名は仮名です。 続く 野平洋次)

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【文:八流教授 写真:コトフォトライフ】

八流のブログ

http://ameblo.jp/fujizakura-no8/

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京都の夏 庭園の樹木 大覚寺vol.07

京都の夏 大沢池 大覚寺vol.07

本堂から奥のお堂まで渡り廊下を歩くと

嵯峨離宮の苑池 大沢池は日本最古の人工林泉

中国の洞庭湖を模したことから庭湖とよばれて...。

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◆旧嵯峨御所大覚寺門跡(きゅうさがごしょだいかくじもんぜき)
 京都市右京区嵯峨大沢町4
>>京都バス「大覚寺前」下車
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2015年9月12日 (土)

京都の夏 庭園の樹木 大覚寺vol.06

京都の夏 庭園の樹木 大覚寺vol.06

京の庭師による 台杉、ツツジ、松、紅葉など 手の施された庭園に...。

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◆旧嵯峨御所大覚寺門跡(きゅうさがごしょだいかくじもんぜき)
 京都市右京区嵯峨大沢町4
>>京都バス「大覚寺前」下車
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2015年9月11日 (金)

京都の夏 ノウゼンカヅラ 大覚寺vol.05

京都の夏 ノウゼンカヅラ 大覚寺vol.05

渡り廊下を歩きながら

したたる枝に ノウゼンカヅラ 美しく...。

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◆旧嵯峨御所大覚寺門跡(きゅうさがごしょだいかくじもんぜき)
 京都市右京区嵯峨大沢町4
>>京都バス「大覚寺前」下車
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2015年9月10日 (木)

京都の夏 青もみじ 大覚寺vol.04

京都の夏 青もみじ 大覚寺vol.04

伽藍から伽藍へ 渡り廊下を通り抜けながら 緑の美しい季節にて

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◆旧嵯峨御所大覚寺門跡(きゅうさがごしょだいかくじもんぜき)
 京都市右京区嵯峨大沢町4
>>京都バス「大覚寺前」下車
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2015年9月 9日 (水)

京都の夏 百日紅 大覚寺vol.03

京都の夏 百日紅 大覚寺vol.03

百日紅 夏花の彩りに こころも花模様にて

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◆旧嵯峨御所大覚寺門跡(きゅうさがごしょだいかくじもんぜき)
 京都市右京区嵯峨大沢町4
>>京都バス「大覚寺前」下車
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2015年9月 8日 (火)

京都の夏 百日紅 大覚寺vol.02

京都の夏 百日紅 大覚寺vol.02

伽藍の渡り廊下の間から 百日紅 額に収まっているかのごとく。

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◆旧嵯峨御所大覚寺門跡(きゅうさがごしょだいかくじもんぜき)
 京都市右京区嵯峨大沢町4
>>京都バス「大覚寺前」下車
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2015年9月 7日 (月)

京都の夏 百日紅 大覚寺vol.01

京都の夏 百日紅 大覚寺vol.01

嵯峨野の旧嵯峨御所大覚寺門跡を訪れて

炎天の 地上花あり 百日紅                高浜虚子

百日紅 ややちりがての 小町寺            蕪村

苔づける 百日紅(ひゃくじつこう)や 秋どなり    芥川龍之介

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◆旧嵯峨御所大覚寺門跡(きゅうさがごしょだいかくじもんぜき)
 京都市右京区嵯峨大沢町4
>>京都バス「大覚寺前」下車
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2015年9月 6日 (日)

青もみじ狩り 将軍塚青龍殿vol.06

青もみじ狩り 将軍塚青龍殿vol.06

夏のある日 杉苔の庭園を巡りながら 青もみじ狩りにて

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将軍塚青龍殿 (しょうぐんづかせいりゅでん)
(場所)京都市山科区厨子奥花鳥町28
(アクセス)地下鉄蹴上駅タクシー6分
      または青蓮院門跡よりシャトルバス(30分毎)
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*2015.08.13*

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2015年9月 5日 (土)

京都市内一望 将軍塚青龍殿vol.05

京都市内一望 将軍塚青龍殿vol.05

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京都市内を一望

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鴨川三角州 左手鴨川 中央府立植物園 右手下鴨神社

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東山の尾根 北白川・修学院 左手に黒谷金戒光明寺 右手に南禅寺三門

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将軍塚青龍殿 (しょうぐんづかせいりゅでん)
(場所)京都市山科区厨子奥花鳥町28
(アクセス)地下鉄蹴上駅タクシー6分
      または青蓮院門跡よりシャトルバス(30分毎)
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*2015.08.13*

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2015年9月 4日 (金)

京都市内一望 将軍塚青龍殿vol.04

京都市内一望 将軍塚青龍殿vol.04

1200年前 和気清麻呂が桓武天皇を招き進言した場所

平安京の 今を一望しながら ...

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青龍殿からみる京都市内

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京都御所を一望

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手前 鴨川河川敷 中央 京都御所紫宸殿 

奥の左手には大文字山の大の字、中央に船岡山 その右手に大徳寺

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将軍塚青龍殿 (しょうぐんづかせいりゅでん)
(場所)京都市山科区厨子奥花鳥町28
(アクセス)地下鉄蹴上駅タクシー6分
      または青蓮院門跡よりシャトルバス(30分毎)
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*2015.08.13*

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2015年9月 3日 (木)

ガラスの茶室 将軍塚青龍殿vol.03

ガラスの茶室 将軍塚青龍殿vol.03

吉岡徳仁さんのガラスの茶室 - 光庵 を訪れて

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ガラスのベンチ Water Block

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ガラスの茶室 躙り口

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ガラスの塊

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将軍塚青龍殿 (しょうぐんづかせいりゅでん)
(場所)京都市山科区厨子奥花鳥町28
(アクセス)地下鉄蹴上駅タクシー6分
      または青蓮院門跡よりシャトルバス(30分毎)
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*2015.08.13*

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2015年9月 2日 (水)

ガラスの茶室 将軍塚青龍殿vol.02

ガラスの茶室 将軍塚青龍殿vol.02

京都市内を見下ろす

将軍塚青龍殿の大舞台

ガラスの茶室

刻々と変化する自然光に

虹色に輝くことも

シンプル+透明感

デザイナー吉岡徳仁さんの世界にて

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将軍塚青龍殿 (しょうぐんづかせいりゅでん)
(場所)京都市山科区厨子奥花鳥町28
(アクセス)地下鉄蹴上駅タクシー6分
      または青蓮院門跡よりシャトルバス(30分毎)
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*2015.08.13*

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2015年9月 1日 (火)

桓武天皇 和気清麻呂 将軍塚青龍殿vol.01

桓武天皇 和気清麻呂 将軍塚青龍殿vol.01

将軍塚は平安京遷都の際に

和気清麻呂が桓武天皇をここに招き進言した場所として知られるところ

平成26年10月 東山山頂に落慶した青龍殿にて

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将軍塚青龍殿 (しょうぐんづかせいりゅでん)
(場所)京都市山科区厨子奥花鳥町28
(アクセス)地下鉄蹴上駅タクシー6分
      または青蓮院門跡よりシャトルバス(30分毎)
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*2015.08.13*

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