ブックレビュー 阪急電車
有川浩さんの新刊文庫本は面白い。
インパクトのあるタイトル「阪急電車」。
一瞬鉄道好きの人が読む本と思うところだが。
京都線か神戸線かと思いながら、興味心身に手に取ると、
宝塚の今津線とあったから意表を付かれて。
降りたことのない駅でも、なんとなく身近な駅を想像してしまうし、
思わず微笑ましい状況もリアリティがあって面白い。
阪急沿線阪急育ちなんて思いながら、
読んでいる人も多くいると思います。
一方で、京阪、阪神、東急、いや近鉄、西武、東武、京急、
それとも京成などシブい沿線の人も、気にせず手に取りましょう。
いずれにしても共感できたり、はらはらしたり、
各駅電車に乗っているように、次から次へと展開していきます。
解説はつい先日、お亡くなりになられた
俳優で、アタック25の司会の児玉清さんとあったから、
その道の本ではないと手にとった人も。
心地よいお天気が続くこの機会に。
ちょっとした空き時間に読むにはちょうどいいです。
「阪急電車」
著者:有川浩
発行所:幻冬舎文庫
発売日:平成22年8月5日
・・・
<阪急電車つながり♪>
阪急京都線「洛西口」
1946年(昭和21年)開業した物集女(もずめ)駅。しかし、2年後に廃止。
55年ぶりの2003年(平成15年)に、同じ場所に再開業した洛西口(らくさいぐち)。
阪急電車としても30年ぶりの85番目の新駅に。
建物が軽く見える扇の屋根が印象的な阪急洛西口駅に、
お馴染み、えんじカラーの阪急電車が右から。
京都市内で、阪急電車が田園風景を颯爽に走る数少ない風景のひとつです。
(写真は2005年8月撮影時のもの。)
駅ができた小さなこの街は、竹取物語(かぐや姫)由来の地ともいわれ、
竹の里としても知られています。駅名札も竹がシンボル。
後ろにみえるは、西の丘丘陵と西山連峰。
東を見れば、左側に比叡山、そして東山連峰。
(写真は2009年12月撮影時のもの。)
同じ場所も、夜になると、左に駅の照明と阪急電車の灯りのみ、
静かな街に、踏み切りの音と電車の音だけが響きます。
そして右のほうにライトアップされた京都タワーがくっきりと。
・・・
そんな街も、2015年には、線路の高架され、そのための工事が。
開発が進む駅周辺は、ショッピングモールや学校が建設予定。
街は、人が増え、にぎやかになっていくとともに、
京都の山並み、大文字焼きや京都タワーなど、
日常、眼にしたのどかな風景は、
少しずつ変わりつつあります。
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阪急洛西口(はんきゅうらくさいぐち)
(場所)京都市京都市西京区川島六ノ坪町
(アクセス)阪急京都線「洛西口」もしくはJR「桂川」下車10分
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